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第27回: 労働生産性と業務自動化


■労働生産性を高めるには何をするべきか

医療系のサービスを提供する経営トップの方から、「労働生産性をあげるにはどうしたら、いいんですか?」という投げかけを受けました。

近年、介護や看護の現場では、採用に苦しんでいるところが多くなってきています。このような状況から、今いる人材でいかにして業務の効率性を高めるのか、つまり労働生産性をいかに高めるのかということに問題意識を持たれている組織が多いです。

労働生産性を高めるためには、何をしなくていけないのでしょうか?

・人材のローテーションを徹底し柔軟な組織運営を可能にさせる

・センサー技術による見守りサービスを導入し現場業務の負荷を低減させる

・業務を標準化することにより属人化を排し、少ない人材で組織的に業務をこなせるようにする 等

施策はいくつか考えることが出来ます。

そして、これらは、弊社では広義の意味において、業務自動化の方策の一つだと捉えており、労働生産性を高めるためには、どれも有効な手段だといえます。また、多くの組織において、やらなくてはいけないことばかりだということは、直観的に分かることでもあります。

しかし、「どうやって実現すれば良いのか?」と聞かれるとハッキリと回答できる会社は少ないのではないでしょうか。

つまり、「何をやるべきか。」ということは分かっているのですが、実際に「どのように実現すれば良いのか?」という問いに対する明確な答えを持っている場合が少ないのです。

■どうやって実現すれば良いのか?

どのようにやるべきかということの答えの一つは、ITツールの導入によって労働生産性を高めるならば、ITツールの導入会社に依頼するという方法が考えられます。

ITツールを活用するならば、当たり前の選択肢ではあります。しかし、このようなケースにおいて良く起こりがちなことが、導入会社からツールの紹介はされるのですが、そのツールによる組織の課題を解決するための方策が示されないため、ITツールが生かされずに終わってしまうということです。

また、業務標準化や人材育成を志向される場合には、コンサルティング会社に頼むという方法も考えられます。この場合には、会社全体を俯瞰して対応が必要な方策を提示してくれるとは思いますが、どのように実現すれば良いのかという方法が示されない場合があります。

実行支援に重きを置いているコンサルティング会社もありますが、大企業でなければ、支払いができない様な高額なフィーとなっている場合も多いです。更に、一番問題なことは、パートナーとなっているコンサルティング会社が抜けてしまうと改革がストップしてしまう懸念があることです。

■仕組みを構築することの重要性

では、中小企業・中堅企業が継続的に労働生産性を高めていくためには、何が必要となるのでしょうか?

答えは、会社の中に、実現しようとしている取り組みに対する推進力と継続性を備えた「仕組み」を構築することなのです。

特定のパートナー会社や人材に依存してしまうと、属人化が起こり、パートナー会社との契約が終わる際や、人材が辞めてしまう際に、取り組みが頓挫してしまうという事態に直面します。

しかし、「仕組み」として、組織にインストールすることが出来れば、パートナー会社との契約が終わっても、また人材が辞めてしまっても組織としての取り組みが頓挫することがありませんので、労働生産性の向上に向けて改革を継続することが現実に可能となります。

そして、このようにビジョンを持った「継続的」な改善のみが、労働生産性を着実に一歩、一歩、高めていくための唯一の方法となります。

弊社では、継続的に推進可能な「仕組み」を構築するということに重きを置いて、セミナーやコンサルティングを提供しておりますので、労働生産性を高めることに問題意識を持たれている、経営者や経営幹部の方はお気軽にお問合せください。

(2019/4/17)