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第24回: ITツールと業務自動化

■ITツールがもたらす業務自動化…

クライアントや知り合いの社長の方々から、「ITツールを導入してみたものの、実は全く使われてないんですよ。」という言葉を聞くことがあります。

これは、新しく導入したITツールが、会社の業務にフィットして、実際に生産性や収益性を高めることに貢献するのは、一筋縄ではいかないということを示された言葉だと思います。

その一方で、業務が自動化されて、仕事の生産性が大幅に高まるようなITツールがある、もしくは、AI技術が発展していくと、これまで人が行っていた作業の大部分がAIに置き換わるのではないかというような期待やイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このような考え方は、半分当たっていて、半分は的が外れているというのが、実際のところだと思います。

確かに、例えば、タクシー業界においては、自動運転技術が実用化されていくと、タクシードライバーという職業がなくなり、構造的な変化が起こる可能性は十分にあります。

また、現在、業務自動化の代名詞のように使われているRPA(Robotic Process Automation)という、主にパソコンやITシステム上で、データを集める、コピーする、メールを送るといった、単純な定型作業を自動化していくITツールが、生産性向上に大きく貢献すると期待される方もいるかもしれません。

これらの例では、実際に業界に構造的な変化が起こる可能性はありますし、また、これまであまり手を付けられていなかったホワイトカラーの仕事の生産性でさえも高めていっている事例もあります。

しかし、ここで絶対に注意しなくてはいけないことがあります・・・それは、当たり前のことですが、これらのITツールがすべての会社や全ての仕事の生産性向上に貢献できるわけではないということなのです。

■ITツールの導入の失敗

冒頭の社長の言葉「ITツールを導入してみたものの全く使われてないんですよ。」を引き起こしている原因の一つが、今お話させていただいた、ITツールが何か魔法のような働きをして、自分たちの仕事の生産性を大幅に高めてくれるのではないかという過度な期待にあることが多いのです。

確かに、ITツールを本当にうまく使えば、生産性を大幅に高めることができるのは、事実です。しかし、適切な業務領域に適切なITツールを選択しなければ、絶対に投資以上の効果を上げることなどありえません。

そして、もう一つ、ITツールを活用する際に抑えておかなければならないことは、順序があるということです。この順序を間違えると、正しい業務領域に正しいITツールを選択したにも関わらず、お金をかけた割に全く使われないITツールになってしまうのです。

中小企業・中堅企業の場合には、ITツールへ豊富に投資をできるというわけでは、ありません。また、場合によっては、既存の業務をかき乱してしまい、社員の離反につながるという恐れすらあります。

■業務自動化の順序

しかし、やり方を誤らなければ、業務自動化によって、大幅に生産性を高めることができるのも事実です。

そして、これから、生産年齢人口が減少していく中で、今まで以上の生産性を上げ続けるためには、会社の中で、業務自動化できる領域を増やしていくことがとても大切になるということは、明白です。

弊社のセミナーにおいては、業務自動化を本当に実現していこうとする場合の順序についても、詳しく説明をしておりますので、業務自動化を導入してみたいとお考えの経営者、経営幹部の方々はぜひご参加ください。

(2019/3/27)