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破壊的イノベータの5つのスキル(概要)


■破壊的イノベータの5つのスキルとは?
破壊的イノベーションとは、クレイトン・クリステンセン氏が著書「イノベーションのジレンマ」の中で述べているアイデアです。通常、既に成功している企業は既存の顧客のニーズに対応するという合理的な判断を繰り返すことにより、現在の延長戦上にある持続的イノベーションを推し進めることになります。他方、ベンチャー企業のような新興企業は、既に成功している企業が思いつきもしないよう技術やサービスによって、新しい市場を起こしていくことを求められます。結果として、新しい技術やサービスによって、新興企業が成功している企業を淘汰していくということが起こります。この新しい技術やサービスを破壊的イノベーションと呼んでいます。

企業が長く生き抜いていくためには、持続的イノベーションだけでなく、破壊的イノベーションを起こしていくことが必要になりますが、どのようにそれを実現すれば良いのでしょうか?本田総一郎氏、スティーブ・ジョブス氏、ジェフ・ベゾス氏のような破壊的なイノベータとなるような人物は、生まれついての資質によるところが大きいのだと断じてしまうのだとしたら、話はそれで終わってしまいます。しかし、本当に企業の中で、また後天的に破壊的イノベータとなることや、破壊的イノベータを生み出すことは不可能なのでしょうか?クリステンセン氏は、「イノベーションのDNA」という著書の中で破壊的イノベータに共通する5つのスキルについて紹介しています。また、著者はこれらのスキルは習得できるのだと考えています。破壊的イノベータの5つのスキルの概要は以下となります。

①関連づける力
既にあるアイデアを関連づけて、イノベーティブなアイデアを生み出す力

②質問力
新しい着眼点を得る、もしくは与えることを促すような質問をする力

③観察力
物事を注意深く観察することにより、新しいアイデアを着想する力

④ネットワーク力
新しいアイデアや考えを得るために、自分のバックグランドや考え方と異なる人とつながる力

⑤実験力
「新しい経験に挑む」、「ものを分解する」、「試作品や実証実験を通じてアイデアを試す」という三つの実験から新しい洞察を得る力

5つのスキルの詳細な内容については、それぞれのページで纏めていますので、参考にしていただければと思います。また、5つのスキルはイノベーションだけでなく、固定観念を排して柔軟に新しいことを考えるために有用だと思いますので、企業を経営するうえで問題・課題に対応するときに良い着想を得るためにも参考になる部分もあるかと思います。

[参考文献]
クレイトン・クリステンセン. ジェフリー・ダイアー. ハル・グレガーセン(著). 櫻井裕子(訳). (2012). イノベーションのDNA. . 株式会社 翔泳社.