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企業ピラミッド

■企業ピラミッドとは?
企業ピラミッドは、企業が意思決定や組織構造を決定していく中で重要となってくる事柄を上から並べたものです。企業を経営していく上で普遍的、且つ重要なアイデアとなっています。上位から①企業理念、②目標・戦略、③オペレーション・実行計画で構成されており、順次説明をしていきたいと思います。

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■企業理念
企業理念とは、企業がなぜ存在するのか?なぜ企業を起こしたのか?という存在意義を明確しているものです。企業ピラミッドの最上位に位置しており、Why, What, HowというフレームワークのWhyに該当します。企業理念があるからこそ、企業がなぜ存在するのか、どちらの方向に進むべきかが明確になり、企業にとって最も重要な部分だと言っても過言ではありません。
企業理念には、ミッション・ビジョン・バリューなどがあります。ミッションは「企業が果たすべき使命」、ビジョンは「会社の将来像」、バリューは「顧客に提供すべき価値」を表しています。

■事業目標・戦略
企業理念の次のレイヤーには、事業目標・戦略があげられています。事業目標は、企業理念を現実化していくために掲げられる数値的な目標です。通常、5ヵ年や3ヵ年といった中長期の期間の目標がつくられていきます。そして、この事業目標と現状とのギャップを埋めていくための大方針が戦略です。このように事業目標・戦略は、企業理念を現実のものとするために、何をするのかというWhatを明確にしていくことを指しています。

■オペレーション・実行計画
事業目標・戦略を策定した後は、それを実行していく必要があります。そのために、実行計画を立案します。実行計画には、5W1Hを明確にし、誰が、いつ、どのように実行していくのかということを具体化したものです。もちろん、計画を立案するだけではだめで、実際に行動・オペレーションへとつなげていきます。その中でPDCAのように計画・実行・チェック・アクションというサイクルを繰り返して、オペレーションの精度を高めていくことも必要となってくるかもしれません。このように、オペレーション・実行計画は、事業目標や戦略をどのように達成・実行するのかというHowを追求していくことと言えるでしょう。

■まとめ
このように、企業ピラミッドは、まず企業理念があって、企業理念を現実のものとするために、事業目標・戦略があって、それを実行に移すために実行計画と日々のオペレーションがあるとう企業活動の構造をシンプルに示しています。企業ピラミッドを意識することによって、日々のオペレーションは企業の目標や戦略に従っている必要がありますし、目標や戦略は企業理念を実現するために構築されている必要があるということからぶれないようになります。