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サービス生産性改革⑥(施策の優先順位)

■実行に当っての留意点
サービス生産性改革⑤(業務一覧)にあるように、サービス生産性改革では、業務一覧を活用して業務の可視化、課題や施策の洗い出しを行っていきます。

施策の洗い出しまで終わった後には、施策を実行に移していくことが必要となります。

施策を実行する際の留意点は、「誰が」、「いつまでに」、「何を」実施するのかということを明らかにするということです。

これらが決まっていないと、課題と施策が明確になっていても、絵に描いた餅で、実行されずに終わってしまいます。

また、闇雲に全てを実行しようとすると、限りある組織内のリソースでは対応できずに実行がとん挫してしまうことにもなりかねません。

そして、「何を」、「いつまでに」ということを決定していく場合には、施策の優先順位を明確にしておくことが重要となります。

施策の優先順位が明確になっていれば、Aグループの施策は向こう半年間の間に重点的に取り組み、Bグループの施策についてはその次の半年間で取り組み、Cグループについて少し保留しようというようにメリハリをつけた施策の実行が可能となります。

ではどのように、施策の優先順位を決めていけばいいのでしょうか?

■施策の優先順位
施策の優先順位を決めていく際の一つの方法は、「施策の効果」と「実行の難易度」を天秤にかけて優先順位を決めていくことです。

効果が大きい施策から実施してくことは、理に適っており、間違えではありません。

しかし、いくら効果が大きくても実行に大きな投資が必要な施策であれば、すぐに実行することは難しいので、一旦優先順位を下げて対応をするという判断をすることが必要となるかもしれません。

■まとめ
以上のように、施策を実行する際には、「誰が」、「何を」、「いつまでに」実行するのかということを明らかにしていく必要があります。

そして、「何を」、「いつまでに」するのかということを決定にする際には、各施策の優先順位が明確になっている必要があります。

優先順位を決める際には、「施策の効果」と「実行の難易度」を天秤にかけて決めていくことが一つの方法として考えられます。