そのまま思考・IDEALAI時代の組織に求められる「判断の内製化」
なぜAI活用・DXが進まないのか?
多くの組織がAI活用やDXに取り組んでいるにも関わらず、期待した成果が得られていません。その背景には以下のような課題があります:
現場で起きている問題
- AI活用の迷い:AIを何にどう使えば良いかわからない
- スキル習得への懸念:若手がAIに依存することで、必要なスキルが身につかないのではないか
- 丸投げ体質:DXプロジェクトをIT部門やシステム会社に完全委託し、現場の主体性が失われている
- ツール活用の停滞:高額なシステムを導入しても、現場で使われずに終わってしまう
これらの問題の根本原因は、「何を自分たちで行い、何を外注すべきか」の判断基準が不明確なことにあります。
「判断の外注化」という見えないリスク
AI活用やDXが進まない組織では、知らないうちに「判断の外注化」が進行しています:
- AI依存:AIの提案をそのまま採用し、自社の判断力が低下
- ベンダー依存:システム会社の提案に従うだけで、自社の戦略的思考が停止
- ツール依存:ツールを導入することが目的化され、本来の目的を見失う
- 組織思考停止:「上が決めることだから」「前例がないから」で現場の判断力が萎縮
この状態が極端まで進むと、組織そのものの「存在の外注化」に陥り、自社の競争優位性や独自性が失われてしまいます。
解決策:「そのまま思考」による判断の内製化
この課題を解決するのが「そのまま思考」(商標出願中)です。組織が本来持つべき判断力を取り戻し、AI時代においても自律的に価値創造できる「判断の内製化」を実現します。
「そのまま思考」の核心は、何を内製し、何を外注すべきかを適切に判断できる組織能力の向上にあります。
IDEALフレームワーク – 内外製判断の新基準
判断の内製化を実現するためのツールが「思考領域マップ」(商標出願中)です。これは「身体と非身体」「感覚と論理」という2軸4領域に領域横断を加えた5つのカテゴリーのことです。直観(Intuition)、データ(Data)、体感(Experience)、自動化(Automation)のIDEAの4領域と、領域横断における統合や創発を意味するL(Leap)を合わせて「思考特性IDEAL」(商標出願中)とも呼びます。

5つの領域と内外製の指針
I領域:直観(Intuition)- 完全内製
- 企業理念・価値観の策定
- 創造的な企画・アイデア創出
- 顧客ニーズの本質的理解
- 倫理的判断・リスク感知
D領域:データ(Data)- 積極的外注
- データ分析・統計処理
- 法律条文の確認・翻訳
- 定型的な計算・情報検索
- システムの技術的構築
E領域:体感(Experience)- 内製重視
- 顧客・取引先とのコミュニケーション
- 現場の状況判断・品質管理
- チームの雰囲気やモチベーション察知
- 実際の業務プロセスでの微調整
A領域:自動化(Automation)- 状況に応じて標準化・自動化
- マニュアル化可能な業務プロセス
- 定型的な作業手順
- システム操作・データ入力
- 技術的に自動化可能な業務
L領域:領域横断(Leap)- 共創
- 戦略的意思決定
- DX推進計画の策定
- AI活用方針の決定
- 組織変革の方向性
DXにおける思考領域マップ(IDEAL)活用例
I領域(内製):DXのビジョン策定、自社らしい変革の方向性決定
D領域(外注):システム選定調査、技術動向分析、ベンダー比較
E領域(内製):現場との対話、業務実態の把握、ツール浸透状況の感知
A領域(内外製):システム構築、データ移行作業、マニュアル作成
L領域(共創):全体戦略の最終判断、投資優先順位の決定
実践のための3つのソリューション (思考領域マップ(IDEAL)による「判断の内製化」と組織活性化)
思考領域マップ(IDEAL)はあらゆる企業活動の内外製を判断するだけではありません。「判断の内製化」を進め、「組織活性化」を進めることが可能です。そのための3つ指針があります。
指針1. IE領域の活性化
組織の判断力を取り戻すためには、IE領域(直観・体感)の強化が重要です:
I領域強化施策
・経営理念の再定義ワークショップ
・創造的思考を促進する環境づくり
・多様な視点を取り入れる仕組み構築
E領域強化施策
・現場との直接対話機会の増加
・現場での業務の体験
・顧客接点での感覚的洞察力向上
指針2. 内外製判断ステップ
組織における意思決定では、以下の4段階プロセスを実践します:
目的の明確化(内製) 実現したい組織目標を明確にし、実現に必要な要素を洗い出す
手段の分類(内製/共創) 洗い出した要素をP4+で分類し、内外製の方針を決定
実行(内製/外注/共創) 決定した方針に基づき、各領域で実行
結果の受容(内製) 成果に対する責任を個人/組織として受け入れつつ、提案や実行を奨励する文化醸成
指針3. 外注先選択フロー
適切な外注パートナーを選定するための基準:
D領域:AI活用、専門分析機関、技術ベンダーの使い分け
A領域:RPA・自動化ツール、アウトソーシング業者、技術パートナーの選択
L領域:AI活用、戦略コンサルタント、変革パートナー、共創型ベンダーの見極め
AI時代における組織の競争優位性
思考領域マップ(IDEAL)から見ると、AIが得意とするのは主にD領域(データ)とA領域(自動化)です。一方、I領域(直観)、E領域(体感)、L領域(統合)は人間と組織が担うべき領域として残ります。
つまり、AI時代の競争優位性は、AIとの適切な役割分担と協働にあります。AIに任せるべきことは任せ、人間と組織が集中すべき領域に経営資源を投入する組織が勝利します。
危機的状況の加速と対策の必要性
今後、AI技術の進歩により「判断の外注化」はますます深刻化すると予想されます:
- AI依存の加速:より高度なAIが判断領域まで侵食
- ベンダー依存の深刻化:システム会社への丸投げ体質の定着
- 組織思考力の低下:自律的判断能力を持つ人材の不足
この流れに対抗するためには、今こそ「そのまま思考」による組織変革が有効です。
みらいアーチの取り組み
弊社では、AI活用、DX推進、BPR、業務改善、人材育成のすべてにおいて「そのまま思考・P4+」を活用したサービスを提供しています:
- 思考領域マップ(IDEAL)を活用したDX戦略策定
- そのまま思考によるAI活用人材育成
- 判断の内製化を促進するBPR2.0
- 組織の自律性を高める変革マネジメント
AI時代においても、組織が「そのまま」の価値創造力を発揮し続けるために、私たちは実践的なソリューションを提供し続けます。
組織の判断力を取り戻し、AI時代の競争優位性を確立するために、「そのまま思考・IDEAL」を活用した組織変革を始めませんか。
