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第34回: 新しい取り組みを成功させる秘策

■新しい取り組みの推進が困難な理由

あるサービス業の社長から「手取り足取り細かな指示をしないと、新しい取り組みが進まなくて困っています。」という相談を受けました。

新しい取り組みが、思うように進まなくて困っているという会社は本当に多くあります。これまで、30社以上において、コンサルティングさせていただきながら、経営変革の現場に携わってきました。その中で、8割以上の会社が同じような悩みを持たれています。

この推進することが困難な新しい取り組みというのは、2つのパターンがあります。

1つは、新規事業、売上アップのための増収施策、収益性改善のためのコスト削減施策 等の取り組みです。これらは、本業や日常業務の延長線上にない取り組みで、弊社では非定常課題と呼んでいます。この非定常課題を進めることが困難な理由は、部下に取り組みを指示しても日々の業務に追われて、非定常課題に取り組む余裕がなく、どうしても後回しになってしまうためです。

もう1つ進めることが困難な取り組みは、部門を横断するような課題です。弊社では部門横断課題と呼んでいます。この部門横断課題は、例えば、営業部と経理部でガバナンスを高めていくような取り組みが当てはまります。部門横断課題に対応する過程では、複数の部門間で意見のぶつかり合いや食い違いが良く起こります。そして、一度こじれてしまうと、修復が困難でもあるため、推進が難しいのです。

以上のように、新しい取り組みがなかなか進まないのは、この非定常課題か、部門横断課題のどちらかのケースであることが殆どです。

■新しい取り組みを成功させる秘策

では、このような非定常課題、もしくは部門横断課題である新しい取り組みを成功させるためには、どのような対策を講じる必要があるのでしょうか?

それは、ある仕組みを構築することが重要となります。

その仕組みとは、部門を横断するような機能を会社の中に作り上げることです。弊社では、この機能の事を自動化推進室と呼んでいます。「自動化」と呼んでいるのは、業務自動化を導入する際にも必ず必要となるからです。

この自動化推進室を立ち上げることで、新しい取り組みの推進力が圧倒的に高まります。なぜでしょうか?

まず、自動化推進室に担当者を割り当てることで、その担当者は、本業や日常業務から離れることが可能となります。このことが、非定常課題に集中的に取り組める機会を作り出していくことになるからです。

また、部門横断課題においては、何も策を講じないと部門間で摩擦が生じてしまいます。自動化推進室は、部門間の摩擦を減らし、コミュニケーションを円滑に進めるための仲介役となります。そのことで、部門同士の協働を促しながら、部門横断課題に実際に対応することが可能となるです。

このように、非定常課題や部門横断課題である新しい取り組みを推進することは、非常に困難を伴います。しかし、自動化推進室のような部門横断的な機能を設けることによって、取り組みへの推進力を圧倒的に高めることが可能となります。

そして、弊社では、この自動化推進室にどのような特徴を持たせ、またどのように立ち上げていくべきかということについて、コンサルティングやセミナーを通じてお話しています。同時に、新しい取り組みに対する社内の混乱を抑制し、優秀な人材の離職を防ぎながら推進していくノウハウもお伝えしています。

皆様の会社において、新しい取り組みを推進することを検討されている場合には、弊社のコンサルティングやセミナーへのご参加をお勧めします。

(2019/6/5)