AI発展によって増える仕事
■AIが発展によって増える仕事
AIが発展することによって、人間が行っている仕事をAIが代替をして、人間の仕事がなくなるということが言われています。確かに、監視業務など今ある仕事の中でなくなる仕事は出てくると思います。
しかし、農業革命の後には農業従事者が、産業革命の後には工場労働者やホワイトカラーが、インターネット革命の後にはエンジニアやセキュリティー技術者が新たな職を得たように、AI革命よって増える、価値があがっていく仕事も多数あるはずです。
むしろ、個人的な所感としては、人間にしかできない活動に注力できるようになるため、有意義な人生を送る人が増えるのではないかと思っています。
AI発展によって、増える、もしくは価値があがる仕事・分野として、①企画関連、②コミュニケーション、③趣味・遊びがあると思っています。
①企画関連
ビジネスを企画する能力は今まで以上に必要性が高まってくると思います。起業家のように新しいビジネスを立ち上げること、企業の戦略を立案し経営すること、企業の中で新しい事業を立ち上げること等の価値はますます高まっていくでしょう。
また、起業家と重複する部分ではありますが、インターネットやAI等のインフラを利用して、個人のプログラミング能力、デザイン能力等を生かして、フリーランスとなっていく人たちも今以上に増えていくことが予想されます。
フリーランスは企画とは関係ないように思いわれるかもしれませんが、自身をプロデュースする能力は企画力と似たような創造性を必要とする能力です。また、企業の側ではこのようなフリーランスを活用して企業を経営していくことが求められるようになっていくことと思います。
②コミュニケーション
認識面、運動面、言語面でAIができることが増えてくると、逆に人が関わるサービスは付加価値の高いサービスとなっていく可能性があります。つまり、安価なサービスはAIが担い、質の高いサービスを望む消費者・顧客は人間を介したサービスを求めるというようなことが発生するかもしれません。
例えば、介護の分野において、AIロボットが多くのサービスを代替できるようになった場合に、高いお金を払ってでも人間に介護してもらいたいという一定のニーズはあるはずですので、そのようなニーズに応えられるような高いコミュニケーション能力を備えた人に対する需要はなくならないのかもしれません。
③趣味・遊び
AIが発展していくと、現在人間が従事している仕事自体はAIに置き換わっていく、もしくはAIにより大幅に効率が高まり少ない人で運営できるという状況になると思われます。
その結果として、人間には余暇の時間が増えていくことになります。例えば、週休2日が週休3日となり、週休3日が4日と休みが増えていく可能性もあります。その時に求められることは、今以上に自由となる時間を充実させることです。
つまり、趣味や遊びといったこと大きな価値が出てくるようになります。ある人は、アウトドアが好きであったり、絵を描くことであったり、ゲームが好きであったり、スポーツが好きであったり、読書が好きであったり、写真を撮ることが好きであったり、人と話すことが好きであったり、映画を見ることが好きであったり、歴史・哲学・科学の勉強をすることが好きであったりと、趣味・遊びには様々な分野があります。
これらの趣味や遊びの分野大いに楽しんでいる人、それを人に魅力的に伝えることができる人、他の人に紹介できるような人は世間から求められることになると思います。そして、人が集まるところには、現在のわれわれが想像すらできないような新しい仕事のようなものが生まれてくるような気がしています。
このように、AIが発展した暁には、①創造力を働かす企画力、②コミュニケーション、③趣味・遊びとった分野において新しい仕事や動きが生まれてくる可能性があると感じています。