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ジョハリの窓

■ジョハリの窓とは?
ジョハリの窓とは、心理学者ジョセフ・ルフト氏とハリー・インガム氏 が提唱した、対人関係のパターンを表したモデルです。下記の図のように、客観的な視点と主観的な視点を軸とした4象限からなっています。

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①開放の窓
自分も他人も知っている自己。
開放の窓が広い人というのは、1人でいるときも人前でいるときもあまり変わりがない、つまりあまり裏表のない自然体な人ということが出来るのかもしれません。

②盲点の窓
他人は知っていますが、自分は知ることのない自己。
自分のことは案外わかっていないという言葉がありますが、それにあたるのかもしれません。

③秘密の窓
他人は知りませんが、自分は知っている自己。
家庭の顔と仕事の顔が違う場合には、仕事の同僚にとって、その人の家庭の顔は秘密の窓にあたります。

④未知の窓
自分も他人も知ることない自己。
これは、瞑想をして発見をしていくような自己、もしくは自己成長の結果として表れてくる自己のように自分も他人も未だ知ることない部分です。

■ジョハリの窓の活用法
ビジネスのような日常の人間関係においては、①、②、③を意識していればまずは良いと思います。そして、このジョハリの窓の格子が縦・横・斜めに動くとイメージしてください。
その時に、①と③に着目した場合、格子が下にずれると①の開放の窓が大きくなり、③の秘密の窓が小さくなります。このことは、自己開示が進んだことを意味しています。つまり、他人に対してよりオープンな自分になったということが出来るかもしれません。③の秘密の窓を小さくするには、秘密にしていることを思い切ってカミングアウトすることや隠している欠点と向き合いそれを改善していくことが必要になってきます。

次に、①と②の関係性に着目し、格子が右に動いた場合を考えてみてください。このことは、信頼できる他人から適切なフィードバックをもらい、自分が知らなかった欠点や長所に気が付いていくことにより、①の開放の窓が広がります。

人間関係においては、①の開放の窓を広げることによって、他人から親近感や信頼感を得ることが出来るようになるようです。このことは、ビジネスや経営においても重要になってくるかもしれません。

ジョハリの窓の特徴的だなと思うところは、自己の成長や気づきを得るために他人との人間関係が重要だということに気が付くことが出来る点かもしれません。部下や従業員への適切なフィードバックを行い、部下や従業員の開放の窓を広げると同時に、自分自身の親近感や信頼感を醸成するために、ジョハリの窓を活用しても良いのかもしれません。